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家を建てるときに欠かせないのが「木材」。
伝統的な建築にはもちろん、現代的な建物の中にも木は使われています。
実は、一口に木材といっても、色、性質、用途によってさまざまな種類があるんですよ。
荒野建設ではたくさんの木材を扱っていますが、今回は、代表的な木材を少しだけ、簡単にかみくだきながらご紹介します。
※上の段が杉、下の段が檜
まずは、柱の部分に使うことの多い、杉(スギ)や檜(ヒノキ)。
杉は、色の濃い赤身と、白っぽい白太(しらた)がはっきりしているのが特徴。
一見木材が 見当たらない現代の家の中にも、壁材で隠れた部分に使われていることがあります。
檜は、赤身と白太の色の差がほとんどなく、全体的に白い木材。
見た目の美しさを活かし た、壁材の中に隠さず外から見える「化粧柱」としても用いられます。
※赤松や米松など。切断面に書かれた文字は、木材の状態が一目で分かるようにするメモ書き
次は、梁や桁に使う木材。
赤松(アカマツ)や米松(ベイマツ)などを使います。
梁や桁は、柱に対して水平に設置されます。
屋根や床の重さを柱に伝えるパーツなので、頑 丈で粘りのある木材が使用されます。
※檜葉の木材。保管や乾燥の中で表面がくすんだ色になるが、かんなで削ることで元のきめ細やかな木目が現れ る。
窓枠だけでなく、家の土台部分にも使われることがあるのが、檜葉(ヒバ)。 木目が細かく美しい見た目なうえ、腐りづらく白アリにも強いので、土台と窓枠という、目 に見える部分と家を支える部分、両方に対応することができます。
※欅は高価な印象があるが、大工さんと使用方法を相談することで、住宅の化粧材として取り入れやすくなるこ ともある
そして、建物をしっかり支える大黒柱に使われるのが、欅(ケヤキ)。
木目が美しく見栄えがあり、硬く丈夫。摩擦にも強いので、敷居をつくる木材としても使わ れます。
※荒野建設の作業場。今回紹介した以外にも、様々な木材を有する
杉、檜、赤松、米松、檜葉、欅。すこし紹介しただけでも、いろいろな木材と役割が登場し ました。 現在では、ホームセンターの資材売り場などにも様々な木材が販売されていますので、今回 ご紹介した木材のことを思い浮かべながら眺めてみるのも、面白いかもしれませんね。
ちなみに、大黒柱のある家、というと、昔の伝統的な建築が思い浮かびますが、実は、現代 的な雰囲気のある家にも取り入れられます。
伝統的な家屋に深い味わいがあるのはもちろん ですが、シャープな雰囲気の建材と木の温もりが絶妙に組み合わさった建物も魅力的。
荒野建設では、伝統的な家の施工はもちろん、木をふんだんに取り入れ現代のスタイルに合 わせたデザインの家もご提案させていただきます。
お客様が世代を超えて長く寄り添えるお 家に住めるようご協力させていただきますので、お気軽にお声かけくださいね。